【効果絶大】ディクテーションを300日間続けたらフランス語が超レベルアップした

フランス語

2021年の夏からほぼ毎日続けてきたディクテーション(ディクテ)が累計実施日:300日を突破しました。

2022年度 (春季) 仏検1級の1次試験では日々のディクテ練習が絶大なる効果を発揮し、あらためてディクテの素晴らしさを実感。

「ディクテのおかげで仏検1級の1次試験を突破した。」といっても過言ではありません

心からオススメしたいフランス語学習法です。

<ディクテとは> 【リスニング力強化】フランス語でディクテしよう〜TV 5 Mondeがオススメ
<150日後の効果> 【効果を検証】ディクテーションを150日間続けたらフランス語レベルがアップしました

Let’s dictée !

ディクテーションを300日間続けました

ディクテーション(ディクテ)を300日間に亘って続けてきました。毎日1トピックを15分〜20分かけて取り組みます。

仕事で疲れて帰ってきた日も、飲み会で酔っ払い気味の日も、旅行中の新幹線の中でも、できるかぎり毎日取り組みました。

その結果、300日間に亘って継続することができ、ディクテ力のみならずリスニング力がググっとレベルアップしました。

そもそもディクテーションとは書き取りのことです。細切れになった文章を聞き取り、聞き取った文章を文字に書き起こす作業ですが、もっと深く解釈するならば「発話された文章を、正しい文法理解に裏付けて再現出来るか。」と言えるかもしれません。

例えば
「il faut que tu aies confiance en toi.(自分に自信を持つことだ。)」
と発音された場合、これを
「il faut que tu es confiance en toi.」
と être の活用であると聞き間違いする方は少なくないかもしれません。「ε」という音は拾えていますが、正しいフランス語の意味を捕らえてはいません。

ディクテ力を鍛えることで、このようなミスを克服していくことが出来ます。

オススメは “TV 5 Monde Dictée”、”Orthodidacte”、”La Dictée P.G.L.”

オススメのディクテ教材は全てインターネットで無料で出来ます!
(本当に良い時代です・・・)

全部で3つ紹介しておりますが、全てオススメです。強いて順番を付けるとすれば、、
TV 5 Monde Dictée > La Dictée P.G.L. > Orthodidacte
でしょうか。

TV 5 Monde Dictée

オススメしたい1つ目のサイトは TV 5 Monde Dictée“(TV5 と略しましょう)です。

TV5 には約50個のテーマ(問題)があり、それぞれのテーマについて6つのレベル別に異なるディクテーション問題があります。TV5 は万人のためのディクテ練習用サイトで、私はB2レベルで全トピックのディクテ問題を解いてみました。

TV5 は全体で1分〜2分くらいの文章が読まれます。この全文が細切れに読み上げられるのですが、読み上げられるスピードは結構早いのでタイピングミスをすると間に合わないくらいです。プレッシャーを感じながらディクテ練習するのは良いでしょう。

La Dictée P.G.L.

2つ目にオススメしたいディクテ練習サイト “La Dictée P.G.L.” です。

La Dictée P.G.L. は男女のネイティブが読み上げてくれます。全体で1分〜2分程度の文章が読まれます。一つのディクテ動画は長くて20分、短くても10分程度でしょうか。

読み上げスピードは割と普通レベルですお題も100個以上あるので、かなり使えるディクテサイトです。もちろん、答え合わせは非常にカンタン。

Orthodidacte

3つ目にオススメしたいディクテ練習サイト “Orthodidacte” です。

Orthodidacte はフランス人男性が読み上げてくれます。Orthodidacte も全体で1分〜2分くらいの文章が読まれます。この文章が細切れに読み上げられますが読み上げスピードは割とゆっくりです。練習問題数が沢山(50以上は)あるのでネタには尽きません。

TV5 も P.G.L. も Orthodidacte も、すべて答え合わせが簡単で使いやすいのが良いです!

仏検1級でも得点アップを実感

約300日間のディクテ練習の効果は、仏検の書き取り・聞き取り・和文仏訳で絶大な効果を発揮しました。

「ディクテのおかげで仏検1級の1次試験を突破した。」といっても過言ではありません。

書き取り試験(ディクテ)は「2語ミス」のみ

2022年度 (春季) 1級の書き取り試験は、例年と比較すれば 標準レベル〜易化(いか)したように思われます。使われている単語も難解なものはなく、高得点を取った方も少なくなかったでしょう。

とはいえ(あくまでも自己採点ですが)「2語ミス」は上出来でした。

仏検HPに正解例がアップロードされておりましたので、そちらを参考にすると、以下の赤枠部分の2語がミスでした。

👉「deux」を「de」と間違えました。また「léger」は初めは正しく書いたのですが最後に血迷って「rigides」に変えてしまいました。(légers ではないのかな・・・?)

前回の試験では数点しか得点出来なかった書き取り試験でしたが、今回は重要な得点源となってくれました。

聞き取り試験(リスニング)は「1問ミス」のみ(29/30点)

ディクテ練習は「一文字一文字をシッカリと聞き取る練習」ではありますが、同時に「発話された文章を、正しい文法理解に裏付けて再現する練習」であり、聞き取ったフランス語を正しく理解する練習にもなります。すなわちリスニング力の向上にも相当に寄与します。

ディクテ開始当時はほとんど聞き取ることが出来なかったリスニング教材が、ディクテ練習をし始めた後では、かなり聞き取れるようになった経験があります。

実際の仏検1級での聞き取り試験(リスニング試験)でも以下の通り「1問ミス」と、ディクテの効果は如実に現れました。

 聞き取り試験 大問1👉 20 点(20点満点)
 聞き取り試験 大問2👉 9 点(10点満点)

※なお、他に特別なリスニング教材は使っておらず、仏検過去問や仏検問題集の聞き取り試験で練習したのみですから、ディクテ練習による効果が大きかったと思われます

和文仏訳でのスペリングや動詞活用力の向上

ディクテ練習を開始して以降、スペリングについて厳しい目線でチェックするようになりました。

「dictée」のようにアクサン(´)を忘れないこと、性数一致の s や e を忘れないこと、「Je veux que tu sois…」のように正しく動詞を活用する、などです。

「家族が顔を見せにきた。」の和文仏訳「La famille était venue nous voir」でも「e」ちゃんと付けるなど、当たり前のことを当たり前に出来るようになり、もったいない減点が少なくなったと感じます。

終わりに:ディクテは180日=半年間でも十分

私は約300日間にわたるディクテ練習で、ディクテ力のみならずリスニング力、および文章力も磨かれました。

あらためてですが、仏検1級は動詞暗記とディクテのみで合格したといっても過言ではありません。

<参考> 2022年度仏検1級〜単語(動詞)増強は王道〜リターンズ

「発話された文章を、正しい文法理解に裏付けて再現出来る」チカラをディクテ練習を通じて培ってみてください!

私は300日間練習しましたが、200日間練習した時点で十分に成長できました。良質な教材はたくさんありますので、まずは TV5 からどうぞ!

※ 初心者レベル〜中級者レベルであれば拡聴力から始めてもよいです

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