語学検定1級の難易度は?〜複数1級ホルダー(マルチリンガル)はツチノコレベル!?

フランス語

外国語を勉強する際に重要なメルクマールとなるのが検定試験。

英検や仏検や独検など様々な検定試験があります。これらの検定試験は入門レベルから上級レベルまで、6〜7個のレベル設定があります。

その頂上に立つのが1級。さて1級とはどれほどの難易度なのか、公開されている統計データ等からはじき出してみました

結論、仮に東京ドームにほぼ満員入った観客5万人全員が各検定の最低級から挑戦し始めたら、最高級を突破できるのはせいぜい20名程度で、グラウンドでプレイしているプロ野球選手 18 人と同程度ですね。例えば・・・

英語入門者が英検5級から挑戦し始めたとしたら、英検1級を突破出来る人は20人、

中国語入門者が中検準4級から挑戦し始めたとしたら、中検1級を突破出来る人は10人、

です。その他の検定試験も同程度の人数ですので、やはり1級というのはスゴイ。。

各語学検定の合格率はどれほどか(1万人がチャレンジしたら・・・)

さて様々な外国語で、様々な検定試験が存在するのが分かりました。

そこで各語学検定の合格率をはじき出しまして、1級突破率を弾きたいと思います。勝手に推測するので、こちらは公式データでもありませんし、遊び感覚ではじき出した数字ですので、くれぐれも参考程度に見てくださいね。

※ちなみに各検定試験の概要などはリンクを御覧くださいね

まず合格率算出の考え方はこちらのサイトを参考にさせていただきました:https://w-sophia.com/column/10000-2/

つまり、知識ゼロの人が検定試験の最低級から順番に受験し、最低級に合格したら次の級を受験して、その級も合格したら更にその次の級を受験して、、、と続けていき、最後に1級に合格する人は何人いるか、というものです。

志願者が全員受験したと仮定して合格率を算出していきます。

また合格率は年によって大きく変わらなことを前提に、累計志願者数と累計合格者数が判明・公表されている場合は、合格率=累計合格者数 ÷ 累計志願者 と簡略化しています。

各検定試験の公表データを見ると、実際には志願者数の 90% 弱が実際の受験者数となるようなので、(対志願者)合格率は少し低め=難しめに弾き出されたと考えてくださいね。

語学検定の順番は全くテキトーに並べています!

ここでは 10,000 人の外国語入門者が勉強し始めてから、何人が1級を突破できるか、を数えています。母数は東京ドームの観客 50,000人ではないですよ!

英語・・・実用英語技能検定(英検)

英検は以前までは合格率を公表していたのですが、どうやら2016年度からは合格率を公表しなくなったようです

2015年度以前のデータも公式サイトからは消えてしまっているようですが、公式サイト以外の各種書籍やインターネットには過去情報が残っていたので、そちらを参考にしました


参考HP: https://www.cel-eigo.com/exam/eiken_goukakuten.html
参考HP: https://jqos.jp/minkan/jitsuyoeigoginokentei

上記のデータを参考に視覚的に表してみました。対志願者合格率なので少し低めに出ていますが、そうは言っても「4名」とは、なかなか難しいですね。

【英検】合格率と突破人数

中国語・・・中国語検定試験(中検)

中国語検定は過去の受験データがありましたので、第90回(2016年11月)〜第102回(2021年3月)の累計志願者数と累計合格者数を用いて算出してみました。

参考HP: https://www.chuken.gr.jp/tcp/data/sum.html

こちらも視覚的にしてみると分かりやすいです。

【中検】合格率と突破人数

中国語検定と HSK が比較されることがありますが、中検1級はHSK6級を大きく上回る難易度なのでしょう。

フランス語・・・実用フランス語技能検定試験(仏検)

仏検も公式HPよりデータを取得できたので作ってみました。

参考HP: https://apefdapf.org/dapf/presentation/statistiques/tendance

こちらも視覚的にしてみました!案外「7名」と多いですね!

【仏検】合格率と突破人数

仏検に興味のある方はこちらの記事も♪

記事1:仏検の各級はどれくらい難しいの?

スペイン語・・・スペイン語技能検定(西検)

スペイン語については、合格率が公表されていません。日本スペイン協会にも確認しましたが、やはり公表されていないとのこと(協会さん、ご回答を頂きまして有難うございました)。

ということで、公式データではないですが、インターネット上で出回っている合格率をもとに作成してみました。

参考HP: https://shikakuhiroba.net/global/3622
参考HP: https://newtongym8.com/g-spain.html
参考HP: https://shikaku-mon.com/gogaku/spain

こちらもイメージでどうぞ。3級からの落差が激しいですね。

【西検】合格率と突破人数

ロシア語・・・ロシア語能力検定試験(露検)

ロシア語能力検定委員会が開催している露検ですが、過去のデータもシッカリ掲載されていました

第56回(2010年10月)〜第76回(2020年10月)のデータを纏めてみた結果が以下の通りです。4つの級しか無いのでですが、4ステージで一気に96人まで絞り込まれます。なんとなくロシアっぽい(笑

参考HP: https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/index.html
参考HP: http://www.tokyorus.ac.jp/roshiagotoutatsudo.html

こちらもイメージでどうぞ。

【露検】合格率と突破人数

韓国語・・・「ハングル」能力検定試験(ハン検)

韓国語にも検定試験があり過去データが公表されていましたので、第1回〜54回の累計出願者数と累計合格者数を各級について算出してみました。

※この記事を書いている瞬間に、55回までのデータが公開されていましたが、54回までで見てみます

参考HP: https://hangul.or.jp/siken-top/pastexam/

またまたイメージでどうぞ。

【ハン検】合格率と突破人数

イタリア語・・・実用イタリア語検定試験(伊検)

イタリア語も検定試験が有名ですね。第1回から第52回までの過去データが伊検HPに掲載されていましたので、こちらも対志願者数合格率を並べてみました

1級突破人数はまさかの「1名」と。。準2級は第36回から新設されたレベルのようで、その影響もあってか3級よりも高い合格率が出ているのでしょう。

参考HP: https://www.iken.gr.jp/outline/

イメージでもどうぞ。

【伊検】合格率と突破人数

ドイツ語・・・ドイツ語技能検定試験(独検)

伝統感があるドイツ語検定。独検HPにかなり昔からの過去データがありましたので、2008年以降の出願者数と合格者数を比較して算出してみました。

10,000名中の1級合格者数が「29名」は案外多い印象。

参考HP: https://www.dokken.or.jp/about/data.html

イメージはこちら。

【独検】合格率と突破人数

インドネシア語・・・インドネシア語技能検定試験(尼検)

実はインドネシア語についても検定試験がありました。そして、尼検HPに過去データが掲載されていましたので算出してみました

こちらも累計出願者数と累計合格者を各級について纏めました。

参考HP: https://www.i-kentei.com/peserta/data/index.html

特A級の合格率がグッとあがりますね。

というのも特A級の累計出願者数が 91名 の一方で、A級は 約1,700名 と大きく乖離しているので、合格率が少し粗く出ているのでしょう。

イメージはこちら。

【尼検】合格率と突破人数

アラビア語・・・実用アラビア語検定試験(アラ検)

アラビア語も検定試験があります。ただし、やはり受験者数が少ないためか、過去データはありませんでした

少々荒業ですが、他の検定試験の語彙数と合格率の関係性から逆算し、「単なる推測の合格率」を勝手に作ってみました

それがこちらです。なんか、、それっぽいように見えませんかね。。

参考HP: https://www.i-kentei.com/peserta/data/index.html

イメージはこちら。こちらも単なる推測!

単なる推測【アラ検】合格率と突破人数

改めて各検定の1級ホルダーは何人いるか

色々と並べましたが、10,000人の入門者がチャレンジした場合、各検定の1級ホルダーになれる人数は以下のとおりですね。

勝手にまとめてみました。

一点、この表の数字の大小だけで各検定1級の難易度を比較することはできません

日本語で要約する必要がある検定もあれば、早い段階から(例えば上から4つ目の級から)スピーキング試験が必要となる検定もあります。

ここから分かることは、検定によっては一桁人数しか突破できないのが1級であり、だからこそ合格したときの喜びは大きいものがあるし、いつか、1級を合格する日を夢見て、みんな今日も頑張っているのでしょう!

複数の1級ホルダーはどれくらいいるか

すみません、これは、わかりません。。。

と言ってしまっては何の意味もなくなってしまうので、なんとか考えてみようと思います。

<前提> 複数1級ホルダーの多くは英検1級を持っていると思われるので、ザックリと全員が英検1級ホルダーであると仮定

英検1級ホルダーは相当数います。毎回の合格者が900人で、1年間に3回試験が行われているので、毎年 2,700人 の英検1級ホルダーが登場します。

英検1級ホルダーが100人居たとして、このウチの10人が第2言語で1級合格を真剣に目指すと仮定します。そしてこの10人のウチ1人が1級に合格すると仮定(※)。

※この合格率は、各種検定試験の1級合格率が大体10%であるから。第2言語での1級合格を真剣に目指す方々であれば、準1級(または2級)までは全員が到達するという仮定です。

第2言語での1級合格は、英検1級合格してから数年後のことになると思いますが、定常的に見れば毎年100人に1人の割合で第2言語の1級合格者が登場するとみなせます。

第3言語についても上記同様の条件で考えて、更に 100人に1人 が第3言語の1級に合格するとなれば・・・

毎年 2,700 人が英検1級に合格 >> 毎年 27 人が第2言語でも1級に合格 >> 毎年 0.27 人が第3言語でも1級に合格

となりますね。仮定をザックリと置いた数字遊びですが、
ダブル1級ホルダーは毎年 27人
トリプル1級ホルダーは毎年 0.27人 → 5年に1人現れる(うーん・・・ちょっと過小見積りかも。)
が登場する計算になります。

仮にも第4言語を考えるとすると、案外にも トリプル1級ホルダー × 10% となりそう。第4言語までいくと、学習者はプロばかりで逆に合格率が上がるという予想。

実際には帰国子女の方々も含めて考えるので、もう少し多くの方がトリプル1級ホルダーとなるのでしょう。

複数1級ホルダーは秘密工作員に(笑

仮に複数1級ホルダーとなり、1級獲得後も研鑽を続け、複数言語を流暢に話せるようになった暁には、ずばり CIA 捜査官になれるでしょう(真顔

最後に参考にさせて頂いたサイトを以下に記します。ありがとうございました。
http://www.rdche.hit-u.ac.jp/ll/hint/x_exam_link.html
https://w-sophia.com/column/10000-2/

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