フランス語の会話レッスンをオンラインで続けているところ、たまには趣向を変えて対面でレッスンを受けるのもよいかな、と思うことありますよね。
私の場合は「対面レッスンを受けたい」を超えて「せっかくの連休だし羽根を伸ばしてフランス語圏の国に行こうかな」とまで考えました。
ただ、さすがにパンデミック最中に調子に乗りすぎるのは NG なので、「フランス語留学すべく、そうだ、京都に行こう。」と方針転換しました。
東海道新幹線 ” のぞみ ” に乗車するだけなのでパスポートもいらなかったよ。
京都の北山にフランス語留学
フランス語圏への留学は叶わないので、NOVA の駅前留学ではないですが、せめて語学学校で短期集中でフランス語の会話レッスンを受けようと思い立ったのです。
東京の対面レッスンは単価が高い
東京のフランス語スクール(対面)を色々と調べたのですが、やはりどこもレッスン料が高額なんですよね。
1時間あたりの単価が最低でも ¥6,000 以上で、下手すると ¥10,000 くらいします。
そこで東京23区を飛び越えて、フランス人の多い京都周辺でフランス語スクール(対面)を探してみたところ、、、
見つけたのが ” 京都北山 AJ-France (アージーフランス) ” です。
そうだ、京都北山 AJ-France (アージーフランス) に行こう
京都には片手で数えるほどしか訪れたことがなかったのですが、まさかの 「フランス語留学」のために再訪するとは思いもしなかったですね。
東京の1時間あたりの単価が ¥6,000 以上であったところ、2020年当時、アージーフランスの場合は ¥4,200 でした。
(もちろん東京でも単価が ¥6,000 を切るところはありましたが、講師の数が少なかったり、日本人講師であったりだったのです)
「フランス語留学」なので、個人的には 20時間くらいレッスンを受けたかったところ、1時間あたり ¥1,800 安いので 20時間で ¥36,000 も浮く計算になります。
新幹線往復代と格安ホテル宿泊代で ¥36,000 程度に抑えることができれば、京都プチ旅行しながらフランス語留学がデキる!という思考回路が出来上がり、気づいた時には京都に向かう新幹線の中で駅弁を食べていました。
対面とオンラインがあります
アージーフランスではオンラインレッスンも提供されています。
ただ自宅のオンラインレッスンは フランティア で 200レッスン以上やってきています。
最初はフランス語圏留学までを考えていたのに、(NOVA ではないですが)「お茶の間留学」をするわけにはいかんのです。
ということで京都プチ旅行も兼ねて対面レッスンをすべく、アージーフランスの対面レッスンを申し込みました。
※ オンラインレッスンも対面レッスンも単価は変わらなかったと記憶しています
オンラインレッスンばかりの私にとってみれば、対面レッスンは目前の講師からのプレッシャーをモロに受けるので、相当に冷や汗をかきますし頭もフル回転させるので、とても良い刺激を受けられる点が良かったです。
講師の方は熱心かつ日本語や日本文化も理解
講師の方は主にフランス人です(場合によっては日本人の方も講師をされるようですね)。
彼・彼女らはそれぞれにコダワリがあって京都に住んでいるので、日本語や日本文化について良く理解しています。
日本語もだいたい分かりますし、なんというか、日本人への接し方が分かっていますので、コミュニケーションは円滑です。
もちろん日本語は理解出来るけれども、レッスン中は日本語の補助は一切ないですし、頑張ってフランス語で伝えなければならないですが。。。
また粘り強く熱心に指導してくれる印象です。
ホワイトボードを使いながら分かりやすく説明してくれますし、頼めば何度も同じ単語を発音してくれますし、逆に何度もこちらの発音を聞いては矯正してくれました。
50分間で徹底的に汗をかく
1レッスンが 50分間 であるのは相当長いほうだと思います。大手スクールでは 40分間 ですからね。
日常会話の練習も存分に出来る
50分もあると、レッスンの初めの挨拶や自己紹介、それに続く日常会話も存分に広げていくことができます。
普段の会話を更に深掘り・展開させていくので、使用する単語や文法の幅も広がっていきます。
「普段は電車に乗って会社に行きます。」だけでなく、
「満員だと乗れないこともある。無理矢理に乗るとドアに押し付けられて、スマホを見ることすらできなくなる。スマホでは新聞を読んでいます。いまどき新聞紙を広げるサラリーマンは少ないですよ。」
といった具合ですね。
記事を読んで意見を述べる練習も実施
日常会話にたっぷり時間を費やしても まだまだ時間を余ってしまうのが 50分間 レッスン。
記事を読んで内容を討議する時間もあります。
短い新聞記事を朗読し、その後で記事の内容を要約説明し、さらには自分はどう思うかを論じるのです。
まるで 仏検 の2次試験のようですが、コレがとても良い練習となります。
もちろんフランス語の練習ではあるのですが、自分の考えを短く纏めて「結論→理由→具体例→反証→結論」といったパターンに当てはめる練習にもなります。
落ち着く和室とモダンな洋室
私が訪れた時は、和室とコンクリート壁の洋室がありました。
穏やかな時が流れる京都の北山において、アージーフランス校舎の和室でフランス語を話す経験は非常に楽しかったです。
モダンな洋室も、自分の声や講師の声が跳ね返って響くので、これもまた個人的にはお気に入りスポットでした。
京都にフランス語留学にいこう
フランス語圏だけが留学先ではないのです!
自分自身で工夫すれば、国内であっても語学留学はできます。なんちゃって、でいいんです。
(ちょっと無理が、、いや、だいぶ無理があったかもしれませんが)私自身、京都でフランス語の語学留学を成功させたと思っています。
リアルなところ、留学初日と比べて留学最終日では、口から出てくるフランス語のナチュラル感(いわゆる流暢さ)は向上していました。
朝起きてからはフランス語のポッドキャストを聞きながらカフェに行き、レッスン前までの時間はカフェで仏検教本を解き、レッスン開始後はフランス語のマシンガントーク(実際は火縄銃トーク)、レッスンから帰ってきてからは YouTube でフランス語の番組を視聴する。
これでフランス語圏留学っぽい数日間が過ごせたと思います。。。
ただやっぱし、結局のところ一番の思い出は京都観光だったかな。
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